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私の好きなオペラ







ドン・ジョヴァンニ

基本的にどのオペラも好きなので、選ぶとなると困るのですが、「5つ」と数を決めて無理矢理選んでみました。

まず私はモーツァルトのオペラが好きなので、そこから1つ選びたいのですが、『フィガロの結婚』と『ドン・ジョヴァンニ』のどちらにするかが非常に悩ましいところです。トータルで考えると、『フィガロの結婚』の方がどの場面も充実していておもしろいのですが、ここは『ドン・ジョヴァンニ』を選びました。
 
『ドン・ジョヴァンニ』は演出する上で自由度が高く、演出によって飛躍的におもしろくもなり、つまらなくもなる、とその差が激しい。でも、そこに多くの可能性があると思うのです。また、ラストの地獄落ちのシーンは、音楽的にも演劇的にも究極のシーンだと思うのですが、いかがでしょうか。


ドン・カルロ

やはりヴェルディとワーグナーは外せないかなと思いまして、ヴェルディからは『ドン・カルロ』を選びました。
 
もちろん他にも好きなオペラがたくさんあるのですが、私はこのオペラの登場人物が好きなのです。特にバスのフィリッポ2世が渋い!あの第3幕の冒頭のアリア「ひとり寂しく眠ろう」を聴くだけで、オペラの奥深さを感じます。


タンホイザー

そして、ワーグナーからは『タンホイザー』を選びました。『ニーベルングの指環』や『トリスタンとイゾルデ』がある中で、きっと『タンホイザー』を選ぶ人は少ないのではないかと思います。
 
本当なら『マイスタージンガー』とセットで選びたかったところです。両オペラとも歌合戦を題材にしていて、全く別の方向を目指しています。「陰と陽」といったところでしょうか。


トスカ

プッチーニの『トスカ』は、名アリアが並んでいて人気の高いオペラの一つですが、私も大好きです。特に、ローマを舞台として第1幕から第3幕までバランスよくドラマが続くところがとても観やすい。私は第1幕の「テ・デウム」や、第2幕のラストが好きです。


こうもり

最後にJ.シュトラウスのオペレッタ『こうもり』を選びました。時々、このオペレッタが観たくなります。どちらかというと、おふざけが過ぎず、でもクスッと笑えるような演出が私の好みです。いろんなところに、そういった笑いの罠を仕掛けておいてほしいですね。


タイス

……と、私の好きなオペラを5つ選んでみましたが、番外として、少しマイナーなオペラから2つの作品を追加します。

マスネのオペラの一つで、ヴァイオリンによる「タイスの瞑想曲」で有名ですが、なかなかオペラ全曲は上演されません。マスネのオペラ全般を私は好きなのですが、その中でもこの『タイス』は大のお気に入りです。ソプラノのタイスと、バリトンのアタナエルが主役で、いつもおいしいところを持っていくテノールは3番手!舞台であるエジプトの雰囲気がマスネの音楽とマッチしています。


ペネロープ

フォーレのオペラで、これもまたほとんど上演されません。ディスクの数も少なく、私も3種類しか持っていません。でも、これはすばらしいオペラなのです。原作はホメロスの『オデュッセイア』で、オデュッセウス役(フランス語名はユリッス)が活躍して、とてもかっこいい。日本では演奏会形式(少し演技も入った形でした)で、1995年9月に日本フォーレ協会によって初演されました。2013年5月には、同じく日本フォーレ協会が抜粋して演奏会で取り上げ、これは日本語による語り付きでした。







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