  
             
              
             
              
             
              
             
              
             
              
             
              
             
              
             
             
             
            
                
                
                
                
                
                
                  
2023年新刊 
                名作オペラをやさしく解説
                   
                  
                 
                面白いほどわかる! 
                オペラ入門 
                名アリア名場面はここにある 
                         
                         神木勇介 著 
                         
                         青弓社 発行 
                 定価1,800円+税 
                   
                  詳しくはこちら 
                   | 
                 
              
            
            
            
            
            
            
             
             
             
            
                
                
                
                
                
                
                  
オペラのことをいちから学ぶ 
                声、歌、音楽、演出について
                   
                  
                   
                  オペラ鑑賞講座 超入門 
                  楽しむためのコツ 
                         
                         神木勇介 著 
                         
                         青弓社 発行 
                         定価1,600円+税 
                   
                  詳しくはこちら 
                   | 
                 
              
            
            
            
            
            
             
             
             
            
                
                
                
                
                
                
                
                  
「オペラ情報館」が 
                  本になりました
                   
                  
                   
                  オペラにいこう! 
                  楽しむための基礎知識 
                         
                         神木勇介 著 
                         
                         青弓社 発行 
                         定価1,600円+税 
                   
                  詳しくはこちら 
                   | 
                 
              
            
            
            
            
            
            
             
             
             
             | 
             
             
             
       
      
      
      
      
       
       
       
       
       
             
            
            
        
          
                  
                  
                   
            【作曲】 カール・マリア・フォン・ウェーバー(1817〜21年) 
             
            【初演】 1821年6月18日 ベルリン、王立劇場 
             
            【台本】 フリードリヒ・キント(ドイツ語) 
             
            【原作】 
                  ヨハン・アウグスト・アーペル及びフリードリヒ・ラウンの共著『怪談集』 
             
            【演奏時間】 
                  第1幕 45分 
            第2幕 40分 
            第3幕 45分  合計 約2時間10分 
             
             | 
                 
        
       
            
       
             
            
            
        
          
                  
                  
                   
            【時と場所】  
                  17世紀中頃、ボヘミア 
             
                  【登場人物】 
                  マックス(T): 若き狩人 
                  アガーテ(S): 森林官の娘、マックスの恋人 
                  カスパール(Br): マックスの同僚の狩人 
                  エンヒェン(S): アガーテのいとこ 
                  オットカール(Br): ボヘミア領主 
                  隠者(Bs): 森の守護者 
            ほか 
                   【第1幕】 
                  時は17世紀中頃、舞台は現在プラハ等の位置する森に囲まれたボヘミア。森林官の娘アガーテと愛し合っていた狩人マックスですが、森林官の娘である彼女と結婚するためには、領主主催の射撃大会で優勝し、その射撃の力が認められなければなりませんでした。射撃大会は明日に迫っていましたが、マックスは調子を落としていて、いい成績を残していません。 
                  そこにつけ込んだマックスの同僚カスパールは、「魔弾」を使うようにそそのかします。悪魔に魂を売って手に入れる魔弾は、撃てば百発百中。しかし、最後の一発は悪魔が決めた的に当たるという呪われた弾で、使用禁止とされていました。マックスは魔弾を使うような恐ろしいことはできないと拒みますが、それでも明日の射撃大会のことが気になって仕方ありません。 
              
【第2幕】 
                  恋人のアガーテは不吉な予感に襲われていました。心配する彼女を、いとこのエンヒェンが励ましています。そのアガーテが止めるのも聞かず、真夜中にマックスはカスパールと待ち合わせをした「狼谷」に向かいました。 
                  狼谷でカスパールは悪魔を呼びます。そして魔弾を7発手に入れ、マックスとカスパールはそれを山分けしました。 
              
【第3幕】 
                  射撃大会の当日。領主の前で見事な射撃を見せるマックス。一方のカスパールも自分の魔弾を使い切り、残るはマックスの持つ1発だけとなっていました。カスパールは、悪魔に「最後の1発はアガーテに当ててくれ」とささやきます。 
                  領主に「あの白い鳩を撃ってみよ」と指示されたマックスは、最後の魔弾でねらい撃ちます。それと同時に木陰にいたアガーテが倒れました。周りの人々が駆け寄ると、アガーテは目を覚まし無傷です。その代わりカスパールが倒れ絶命していました。 
                  事の次第を打ち明けたマックス。使用禁止の魔弾を使ったと知って領主は怒り、国から追放することを命じます。このとき、そこに現れた森の隠者が、1年の試練を与えることとし、正しい行いをすれば二人の結婚を許してあげなさいと取りなしたのでした。 
             
             | 
                 
        
       
            
       
             
            
            
        
          
                  
                  
                   【1】 ドイツ・オペラの最初の傑作 
              
                  オペラはイタリアで生まれ、イタリアが主流でしたが、ドイツでも自国のオペラを作りたいという気運が高まっていました。モーツァルトはドイツ語で『魔笛』を作曲し、ベートーヴェンも苦労して『フィデリオ』を完成させます。そして、このウェーバーの『魔弾の射手』で、ドイツの国民歌劇として独自のスタイルを完成させました。このオペラが出発点となり、その後、数々のドイツ・オペラの名作が誕生することになります。 
              
            【2】 劇的効果に優れた序曲 
              
                  初演以来、大ヒットした『魔弾の射手』は、ドイツ各地で上演されました。あのワーグナーも、9才の頃、ウェーバー自らの手でこのオペラを指揮した公演を観て、『魔弾の射手』を強く支持しています。このオペラは、深いドイツの森を舞台とし、そんな森の情景が映し出されるように始まる序曲は、オペラ全編のライト・モティーフ(示導動機)が使われ劇的な効果に優れています。 
              
            【3】 有名な「狩人の合唱」 
              
                  マックス、アガーテ、カスパールによって歌われるそれぞれのアリアも迫力、包容力があり、すばらしい出来だと言えますが、このオペラで最も有名なのは「狩人の合唱」です。オペラの後半で出てくるこの合唱は、一度耳にすればすぐ覚えられそうなほど親しみやすく、その陽気な歌声は、あたかもドイツ・オペラの誕生を歓喜しているかのようです。 
             
             | 
                 
        
       
            
       
             
            
            
        
          
                  
                  
                   
                  【CD】 
            
            
              
                
                        C.クライバー指揮 
                        ドレスデン国立管弦楽団、ライプツィヒ放送合唱団 
                        シュライアー(T) ヤノヴィッツ(S) アダム(Bs) マティス(S) ヴァイクル(Br)
                        クラス(Bs) 
                        (録音1973年、Deutsche Grammophon) | 
                         | 
                    | 
                 
              
             
            
              カルロス・クライバーの最初の録音となるこのディスクは、異様な迫力に満ちていて音楽が生き生きと展開しています。シュライアーのマックス役が適役でないと言われることもありますが、マックスの持つ弱さをうまく表現できていると思います。 
                   
                  【CD】 
            
                  
                    
                      
                        クーベリック指揮 
                        バイエルン放送交響楽団、合唱団 
                        コロ(T) ベーレンス(S) メーフェン(Br) ドナート(S) ブレンデル(Br) モル(Bs) 
                        (録音1979年、DECCA) | 
                         | 
                          | 
                       
                    
                   
                    
                  ガッチリとした、いかにもドイツ風な作りをしたスタンダード盤。ソリストもきちんと歌っていて全体的に丁寧な音楽を聴くことができます。 
                   
                   | 
                 
        
       
            
             
             
             
             |