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さて、一度、オペラを観に行ってみたら・・・、いかがだったでしょうか。また次も観に行きたいと思いませんでしたか。オペラは麻薬みたいなもので、一度、ハマったら止められなくなるものです。
とはいうものの、次は何を観に行ったらいいのか、悩ましいところですよね。でも悩んでいてはもったいない。もし次はあのオペラが観たいというものがあったら、迷わずそのオペラの公演を探して観に行くべきです。さらなる発見があるに違いありません。
特に観たいというオペラが思いつかない人も、もう何でも観に行ってみましょう。本当にいろいろな種類のオペラがあります。自分の好みのオペラがいつ現れるかわかりません。けれど、この散策の旅はとても楽しいものだと思います。
一度、生でオペラを観たら、今度はある程度CDやDVDでオペラを鑑賞しても、実感がわくのではないでしょうか。
この連載の最初の方で「初めて観る人におすすめのオペラ」を紹介しました。今回は「次に観に行くなら」という視点で、おすすめの具体例を挙げてみたいと思います。ここではCDやDVDも念頭において、普段、あまり上演されないオペラでも気にせずに選んでみました。もちろんあくまで例ということで、参考にしてみてください。
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まずモーツァルトのオペラは避けては通れません。『フィガロの結婚』と『ドン・ジョヴァンニ』は一度は観ておきたい傑作です。
イタリア・オペラを観るのなら、ロッシーニの『セヴィリャの理髪師』のほかに、王道としてヴェルディの『椿姫』『オテロ』『アイーダ』などの名作に触れてみたいところです。タイトルが有名なものは、やはりそれなりの力があります。歴史が証明した良さを持っているはずです。
そして、プッチーニの作品はどれもおすすめできます。『トスカ』『ラ・ボエーム』『蝶々夫人』『トゥーランドット』と、どの作品もきっと感動の体験を味わえることでしょう。
ドイツ・オペラを観るのなら、基本としてウェーバーの『魔弾の射手』が見やすいと思います。ドイツ・オペラの出発点ですからね。その上で、ワーグナーの『さまよえるオランダ人』や『タンホイザー』など、比較的初期の作品に接してみるのはいかがでしょうか。少し強引に、例えば『ワルキューレ』などの大型のオペラを見て、ワーグナーの洗礼を受けてみるのも一つの方法です。
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ちょっとおしゃれにフランス・オペラもいいかもしれません。フランス・オペラの中では、旋律が流麗で聴きやすいマスネの『ウェルテル』や『マノン』をおすすめします。グノーの『ロメオとジュリエット』も有名な話で見やすく、きっとイタリア・オペラやドイツ・オペラと同様に違和感なく楽しめることと思います。
少し軽くオペレッタにしてみるのも一案です。J.シュトラウスの『こうもり』、レハールの『メリー・ウィドウ』でオペレッタを堪能できます。
他にも、レオンカヴァッロの『道化師』、マスカーニの『カヴァレリア・ルスティカーナ』は、演奏時間が1時間程度と短く見やすい上、ストーリーもわかりやすい。また、チャイコフスキーの『エウゲニ・オネーギン』もその甘美な音楽のため人気のあるオペラです。
少し難しいかもしれませんが、R.シュトラウスのオペラも名作揃いで、『ばらの騎士』はオペラ史上、最高の作品の一つであると言えるでしょう。
簡単に紹介してみましたが、後は、あらすじ等を読んでみて、ピンとくるものがあったら、それを見てみる聴いてみる・・・という感じで、自由に鑑賞していけばいいと思います。オペラ作品の紹介にはこのサイト「わかる!オペラ情報館」の「オペラ・データベース」をご利用ください。少しずつ内容を充実させています。
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